指板の奥には何がある?

シータヒーリングインストラクター
アレクサンダー・テクニーク教師
中條マキコです♪

先日は、チェロ奏者がレッスンを受けていました。

本人は左手の動きが気になっているようでしたが、
先生がふいに「指先のさらに先にはなにがある?」と、聞きました。

「弦、指板、ええと、指板の木の繊維。。。?」
「その先には?」
「楽器のボディ」
「その先は ?」
「体。。。!!」
「そのさきには椅子があって、床があって、楽器を支えているのは床なんですよ。」

聞いている自分も、楽器のボディまではなんとなく当然に思えたけれど、自分の体、椅子や床まではちょっと想像外でした。
チェロの彼も、自分の胸からお腹で頑張って楽器を支えなきゃと、一生懸命楽器が当たる身体の部分を固くして頑張っていたことに気づきました。

そして、楽器の重さを支える仕事は、椅子や床がやってくれるんだ、と思った瞬間、身体が演奏する動作に合わせて自然に動きだしました。

まるで身体と楽器が一つになったようで、音も変わりました。
楽器を支えている人間の身体のどこかに緊張があるのとないのでは、音が違ってくるのは当然なんでしょうね。
演奏に関係ない胸を固めることをやめたことで、身体を思う存分演奏に使うことができて、また自由になった肋骨は腕をちゃんと支えて、動きやすくなったようでした。

そして、同じ弦楽器の私には「指板の奥に身体がある」という考えがとても新鮮で、今までは脳から左手へ指令がでてベースを弾いているといったような一方通行なイメージと、身体の方はやはり自分と楽器との支え、としか考えていませんでしたが、指先の指板の奥に楽器があって、その奥に自分の身体、さらに床までもあると思うと、ただ指板を押さえるというイメージはなくなりました。

まるで自分自身を弾いているような、弾かれる楽器と一体になったような、本当に自分に問いかけながら弾くような、そんな新鮮なイメージと、自分の弦を押さえる力が指板で止まるのではなく、指先から床へと流れていくような、そんなイメージを持ちました。

部分ではない、全体。
力の流れがどこから生まれて
どこに流れて行っているのか
そんなことを考えるのも
たまには面白いかもしれません。

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