弾く、という「動き」を始めるために。キャシーのレッスン

シータヒーリングインストラクター
アレクサンダー・テクニーク教師
中條マキコです♪

毎年恒例GWの御殿場合宿。
今年もウッドベースを担いで参加してきました。

キャシーのミニレッスンの時間。
アレクサンダーテクニークのレッスンで、今までもよく左手の使い方を見てもらってはいたのですが、他に思いつかなかったので、とりあえず左手の使い方を見てもらうことにしました。

早めの4ビートを8小節ほど引いたところ、キャシーが止まって、と言いました。。
そして私の左手をおろさせてこう言いました。

「では、アノシャをお願いして、頭が動けて、身体全部がついてきて、指が行く必要があるところまで、持って行って。。。」

私の左手を取り、指板まで手を導きました。
「ここから指板まで指を持って行くときに、役に立つ筋肉をほっといたままやってしまっていますね。。。。。さあどうなるでしょう」

それは私がいつも通るのとは違う経路で「あっ」と思いました。

以前も、他の教師にレッスンで見てもらった時、外側から指板を構えてその高さをキープしようとしていることで、使わなくてもいい外側の筋肉を働かせていると言われたことがありました。
三角筋を必要以上に使っており、そのまま弾いているせいで疲れやすかったのです。

その対策として、構えるときは体の前を通って構える、というアイデアを以前もらい、それは意識しつづけてはいたつもりだったので、同じことをまた言われてしまったと思いました。

心のどこかで、もっと他の目新しい、そして劇的に変わるような指摘をされたかったな、左手じゃない探究をすればよかった。
せっかくのキャシーのレッスンにちょっともったいなかった、という気持ちがちらとかすめました。

しかし、全く同じ指摘ではなく、今回の経路はまたその時とはちょっと違った印象で、そして、指摘された筋肉の話も、使いすぎている筋肉の話ではなく、使っていない筋肉の話でした。

そして、弾いてびっくり。
音に深みが増し、輪郭もクリアになり、かなりの弾きやすさを感じることができました。
劇的とは言えないけれども、十分満足はできる変化で、もったいないと思った自分を恥じました。

しかしこの学びを「こんな感じだったよなぁ。。。」で終わらせては再現できないと思い、その使っていなかった筋肉はいったい何筋なのかとキャシーに尋ねました。

「ほとんど前側にある筋肉、それを使い始めると、後ろの方も適切な筋肉が使われ始め、脊椎のサポートももっと働き始めるんです。」

そして、脊椎の真ん前にある指板に手をやるのに、こっちに行っていたから、と外側を指差し、こっちに行ったらと言ったのよ、直行便で、と前を指差しました。

「そんな感じのこと」だと言いました。
何筋を使ったのか、という情報は、この新しい弾き方を試すときに考えるべきことの役には立たないということだなと思いました。

そして再度自分で左手を指板まで運び、弾いてみると、さらに太くてクリアな響きのある4ビートが聞こえました。
しかも経験したことがないくらい弾きやすい!
弾いていても信じられないくらい、劇的な変化でした。

「Lovely!」
キャシーは笑って、みんなからも拍手が起きました。

正直「まいった」と思いました。
同じアクティビティの探究だったとしても、毎回何かしら新しい学び、気づきがある、それがアレクサンダーテクニークのレッスンだと言うことを、わかっていたつもりで、忘れていたんです。

そして、終わってふと、今まで左手のフォームを探究するレッスンの度に気にしていた、以前の構え方をまったく思い出さなかったことに気づきました。
以前は、新しいアレクサンダー的アイデアをもらいながらも、昔習ったことと違うことに常にとまどいを感じていたのです。

音程よく運指ができるよう「構えた腕と指板が直角にあらねばならない」という思い込み。

それは、私が「習った」と思っていることで、教えてくれた先生が本当はどういう意味で言っていたのか、それを目的にしていたのかどうか、その構え方が意図するところはなんなのか、私は理解していませんでした。

そして何かを間違って受け取ったまま、でも、音程よく弾けるようになりたいあまり、その「角度」を目安にしていたのです。

それで上手に弾けるようになる人ももちろんいます。
しかし、私の中ではそれは「弾く」という動きの役にはたたないものになってしまっていました。
自分で余計なものをたくさん付け足していたのです。
役に立たないにもかかわらず、上手くなりたいあまりに、正しく弾けるようになりたいがために、なかなか手放せなかったのです。

これに気づけたことが、実は今回の一番の収穫かもしれません。

どう教わったとか、こうあらねばならぬ、といったことではなく、自分が今本当に必要としている体の使い方はなんなのか、必要とする動きの質はなんなのか、ということにすこし照準を合わせられるようになってきたのかな、とそんな気がして、1年アレクサンダーテクニークを学んできた道のりを感じることができました。

まだこれからも、何回も、同じように左手の使い方を探究していこうと思います。
必ずやるたびに新しい発見があるということが、実感できた、素敵なレッスンでした。
Thank you cathy!

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